約 3,567,285 件
https://w.atwiki.jp/tobidenhokan/pages/81.html
ショートストーリー募集 目次 40人からのフレンドシップイベント作成にいそしむ伝次郎Jr.氏にネタ切れの危機! 要項要項 by 伝次郎Jr.氏 助言 by やましゅー氏 提出先その1 「SSアップロード」ページ その2 スタッフメール その3 wikiの「キャラ個別運命イベントの増加」ページ 40人からのフレンドシップイベント作成にいそしむ伝次郎Jr.氏にネタ切れの危機! なやめる伝次郎Jr.さんのために、ショートストーリーをお寄せください。 作品は、フレンドシップイベントおよびサイドイベントで使わせていただきます。 SSイベントそのものを作っていただけると助かりますが、シナリオやアイディアのみでもかまいません。 要項 要項 by 伝次郎Jr.氏 SSイベントそのものを作っていただけるのなら、イベントパレットに貼っていただけると嬉しいです。ツクールを持っていない人は、テキストファイルにシナリオを書いていただければこちらで編集します。もちろんアイディアのみでもかまいません。 キャラ同士のからみも自由に書いてください。特に優先順位はありません。PCでないキャラの話もOKです(サイドイベントの方で使いますので)。発生条件などはこちらで設定しますので、自由にどうぞ。 話の舞台は飛行船以外でも可。過去話でもいいです。 設定や話は皆さんの解釈で自由に作って構いません(ただ、あまり変すぎる場合は修正しますが)オリジナルのキャラを作っても可 話の内容によっては(話のタイプがダブる等)採用できない場合があります。ご了承下さい。 当然ですが18禁はNGです(笑)。どうしても、という方は非公式で(笑) 本当に非公式で(しつこく笑) 後、SSを書いてくださった方はHNでいいので作者名もお願いします(スタッフロールに載せたいので) 助言 by やましゅー氏 ルシア+対象キャラに限定するからネタが切れるんです。 ボーナスを拡散させる代わりに、複数のキャラが絡むイベントを作ればいいと思います。 リーティル・ミーティルとレル(魔法) シャンツアイ・コノハ・ウィドウ(得物) マーテルと(ハンナを介して)アリス(子育て) モーラとカート(相方)とか 戦闘スタイルや、キャラ背景などから色々考えることができます。 提出先 その1 「SSアップロード」ページ Gmailの使い勝手が今一つなので、wikiへの直接アップを試みましょう。「SSアップロード」ページへどうぞ。 なお、具合が悪ければまた Gmail に戻すかもしれません。ご面倒をおかけいたします。 その2 スタッフメール 他の人に見られたくない方は、「公開しないで」と明記して下記にお送りください。 tobidenhokan@googlegroups.com (@を半角に代えてください) その3 wikiの「キャラ個別運命イベントの増加」ページ 提出する前に他の人と話し合ってみたいな、という方、「キャラ個別運命イベントの増加」ページをお使いください。
https://w.atwiki.jp/dmc3/pages/53.html
解説バージルの性能概要 バージルの行動 行動パターンパターン変化 アーカムの行動攻撃方法(アーカム) レギオン攻撃方法(レギオン) 基本攻略前半戦アーカム出現時 レギオン出現時 後半戦アーカム出現時 レギオン出現時 バージルモードアーカム前半戦 アーカム後半戦 レギオン出現時 コメント 解説 アーカム 体力 経験値 属性補正 推奨スタイル・装備 18000 0 近×1.00 遠×0.60 SM,GS 魔×1.00 氷×1.00 炎風×1.00雷×1.00 光×1.00 闇× アーカムズレギオン 110 0 近×1.00(※) 遠×0.601.50?(※) カリーナ(GS時)アルテミス 魔×1.00 氷×1.00 炎風×1.00雷×1.00 光×1.00 闇× (※) バージルの攻撃は ×0.80q M19の最後に戦う。 バージルの性能 概要 後半戦で参加 ドッペルゲンガーと似たような扱いで、プレイヤーのボタン入力によって各種行動を行う 敵の攻撃でのけぞったり吹き飛ぶことはあるが、体力の概念は無い エアハイクは不可能 銃器は存在せず、△入力と□入力が同じものとして扱われる ドッペルゲンガー同様、L1ボタンで行動タイミングを遅らせたり、2P側のコントローラーで直接操作することもできる バージルの行動 △入力の部分は□ボタンでも可。 コンボ △△△ 3段目の抜刀は攻撃範囲が広い 疾走居合い R1+前+△ 攻撃範囲が広い 切り上げ・切り下ろし R1+後ろ+△△ 攻撃力が高い 急降下キック 空中で○ キラービーや、ソードピアス後の急降下キックと同様のアクション エアトリック ○ ダンテの傍に瞬間移動する 挑発 SELECT コンボランクによらずモーション固定。ボイスはランダムで "Come on!" と "Too easy." の2種類。挑発の効果は無い? 行動パターン パターン変化 一定ダメージを与えるか、一定時間経過する度にアーカムが地中に潜り、レギオンを多数出現させるレギオンの数は固定で、一度にマップに出現できる数は決まっている レギオンの数が残り4~5体になると、アーカムが天井から落ちてくる 体力が残り半分を切るとムービーが発生し、バージルとの共闘(後半戦)に自動的に移行する後半戦ではデビルトリガーやスタイルアクションが利用できない TSの自動受け身やGSのラピッドショットといった技は後半戦でも地味に利用可能 アーカムの行動 攻撃方法(アーカム) 叩きつけ 前方に縦振りの叩きつけ攻撃。攻撃範囲はかなり狭く、正面に立っていなければ喰らわない。 なぎ払い 前方180度に対応したなぎ払い攻撃。攻撃範囲は広いが、空中またはアーカムの背後にいれば喰らわない。 魔弾 身体が変色した後に、魔弾を数発放つ。アーカムから離れていたり、アーカムにダメージを与え続けると高確率で放ってくる。魔弾の命中精度はかなり高く、適当にエアハイクやスカイスターをしただけでは回避できない。画面を見て魔弾をギリギリまでひきつけてから横転やジャンプするか、アーカムを中心に大ジャンプを繰り返しながら円を描くように移動すれば回避可能。ただし、後述の方法はアーカムとの距離が近いと回避に失敗する。魔弾の数は、アーカムの残り体力が少ないほど多い。 暴れる+魔弾 身体が変色した後に、腕を振り回しながらダンテに向かってくる。攻撃中は無敵状態。さらに、魔弾を放ってくる。アーカムの進行速度はかなり遅いため、よほど密着していない限りは喰らう心配はない。 レギオン 攻撃方法(レギオン) レギオンは円陣→群れ→円陣→群れ→・・・と、形態を交互に切り替えながらダンテに攻撃する。 突進 身体が赤く変色した後に、ダンテに向かって突進する。Uターンせずに走り続けて(ジャンプ横転は終わり際を狩られ易いのでやめたほうが良い)いれば喰らわない。威力はかなり低いが、レギオンの数が多い状況では、1発もらった後に他のレギオンの突進を立て続けに喰らいやすい。 円陣形態 ダンテを中心に円陣を組むような並びになり、一時停止した直後に、一斉にダンテに向かって突進する。Uターンせずに走り続ける(ジャンプ横転は終わり際を狩られ易いのでやめたほうが良い)か、ネヴァンのコンボ3(大放電)で一掃すると良い。 群れ形態 複数のレギオンが波のようにダンテを追跡し、無作為に突進を繰り出す。マップにレギオンが最大数まで出現したのを確認してから、カリーナで一掃すると良い(最大数まで出現していない状況でカリーナを撃つと、撃った直後にダンテの周囲にレギオンが出現し、そのまま硬直中のところを攻撃される)。 基本攻略 前半戦 アーカム出現時 天井から落ちてきた時は隙だらけなので、最大ためストレートや、最大ためディストーションを叩き込むと良い アーカムの背後が安地でここでは叩きつけもなぎ払いも喰らわない。常に背後にまわることを意識すれば、魔弾以外を回避する必要はなくなるどっちが正面でどっちが背後か分からない人は、とりあえず棒立ち状態でアーカムの攻撃を待つと良い。叩きつけ攻撃を仕掛けてきた方が正面である 完全な安地ではないが、空中も比較的安全と言える。背後、側面から滞空性能のある空中攻撃を繰り返すのも非常に有効ネヴァンのエアスラッシュ、ベオのハンマーあたりが適任 アーカムが変色したら魔弾(ミサイル)が来るので、すぐに離れる魔弾のよけ方は、アーカムから距離をとってから、大ジャンプを繰り返すだけエアハイクやダッシュすると逆に被弾しやすくなる。回避はジャンプだけの方が良い アーカムとの距離が近いと、上記の方法では回避できないので注意 レギオン出現時 Uターンや一時停止(ダンテ攻撃時除く)をしないよう気をつけつつ、マップを走り回ってレギオンの突進を回避し続ける 円陣のときはネヴァンのジャムセッション(低難易度向け)やコンボ3:大放電(高難易度向け)、群れのときはカリーナを撃ってレギオンを一掃するネヴァンを構える際はロックオンを外して、任意の方向を向いて構えた方が良い。ロックオンしながら構えると、ダンテの向きが安定しにくい。 レギオンの残り数が少なくなってきたら、エボアボを連射してトドメを刺す 後半戦 アーカム出現時 下手に近寄らず、プレイヤーは遠距離からエボアボで攻撃しつつ、魔弾の回避に専念する 「R1+前+□」や「空中でR1+□」で、バージルだけをアーカムに接近させることができる 魔弾回避中はカリーナかスパイラルを装備して、ジャンプ中に「R1+□」でバージルに急降下キックを出させてアーカムに接近&攻撃させる余裕があれば、「R1+後+□□」でバージルに切り上げ・切り下ろしを連発させる 接近戦は不可能ではないが、無敵時間のある暴れる攻撃を連発されやすいため、あまり効率の良い方法とは言えない レギオン出現時 前半戦と同じ対処法でいける こまめに○ボタンでバージルを傍に寄せておき、「R1+前+□」で、カリーナ発射と同時にバージルに疾走居合いを出させる バージルモード アーカム前半戦 円陣展開して背後から攻撃する アーカム後半戦 遠くから幻影剣連打 魔弾の無敵時間のせいで、ラントリと次元斬は外れやすい レギオン出現時 走りながら幻影剣連打 2P兄貴にヤマトコンボ3段→エアトリ→ヤマトコンボ3段→エアトリ→・・・を繰り返させるといい コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1047.html
140文字SS:ハピネス注入!冬のSS祭り2015【8】 1.[競作2015]はるか&きらら「大切なものが出来た日」/一六◆6/pMjwqUTk 「あたしのスケジュール、体験してみる?」 なんであんなこと言ったのかな。 ホントはあたし、はるはると一緒に居たかったのかも。 プリキュアになることを断れば、 きっと他のクラスメートみたいにそれっきり。 だから一日だけでも、って。 それがこんなことになるなんてね。 はるはるがヘンな子で良かった。 2.[競作2015]みなみ&きらら「大切な共通点」/一六◆6/pMjwqUTk 「わたしにニックネームを付けてくれたのは、あなたが初めてよ」 そう聞いても驚かなかった。 はるはるの話をした時、 何となくあたしと同じものを感じているような気がしたから。 でもみなみん、あなたもはるはるとおんなじだよ。 あたしが浮かない顔をしてるって気付いてくれたの、あなただけだったもの。 3.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・いおな】大切な存在/mizuiram 「いおなは、私の事が好きだよね~?」 ゴロゴロと喉を鳴らすように、ひめが頬を擦り付けてくる。 真っ直ぐで混じり気なしの信頼がなんだか恥ずかしくて。 「さぁどうかしら?」 「ええ~!?」 でも心地よくて、つい甘やかしちゃう。だめね、少し離れなきゃ… ふふ、お姉ちゃんって、こんな気持ちなのかな? 4.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・めぐみ、ブルー】大切な存在(合わせ鏡の光景)①/mizuiram 私、わかったの。 自分より皆、って思うだけじゃ、私を想う皆の気持ちが見えない。 だから、私は私を愛してくれる人達を傷つけてた。 ねぇ、貴方と私、とても似てたね。 だから名前で呼ばせてくれたの? 今度会ったら教えてくれる? 次会う時は、みんなで幸せハピネスに笑えるよね! 「さよなら、ブルー!」 5.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・めぐみ、ブルー】大切な存在(合わせ鏡の光景)②/mizuiram ただ声に耳を傾け真摯に全ての幸せを希う君。 嬉しかった。 同じだと思った。 だから名前で呼び合いたかった。 同じ目線で愛を語り、生きとし生けるものを慈しみたかった。 孤として生きる神たる僕には、それは陽だまりのような癒しだった。 その温もりは僕らの戒めすら解く程に。 ありがとう…めぐみ。 6.[競作2015]オハナ&オリナ「大切な仲間へ」/一六◆6/pMjwqUTk 「オリナ、早く早く」 「待ってよオハナ。ちゃんといい場所を選ばないと」 ハワイの海が、夕陽を浴びて金色に輝く。 それを写真に収め、ゆうこたち日本の仲間へ。 「私たちの写真も入れましょう」 「勿論!」 もう鏡の力で簡単に会うことは出来ないけれど、 あの時の感謝と、また会える日への希望を込めて。 7.[競作2015]いおな&まりあ「大切な、この平和なとき」/一六◆6/pMjwqUTk 夜の道場で窓辺に立つ後ろ姿。 「何してるの?」 それには答えず 「静かね」――その密やかな声音にドキリとした。 「お姉ちゃん、もしかして怖いこと思い出して……」 「ううん。ほら見て」 指差す夜空に、並んで光る細い三日月と小さな星。 薄明りの下、笑みと笑みを見交わして、 私たちもそっと寄り添った。 8.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・ひめ + …?】大切な…昨日の敵は今日の友!/mizuiram ようやくわかったよ、あいつが私をつけ狙った理由。 私はプリキュアや友達、恋からも言い訳して逃げてばかり。 傷ついてアクシアに取り込まれる位、誰かと真っ直ぐ向き合ってたあいつから見たら、そりゃムカつくよね。 でも、もう私逃げない。 だから今度は友達になろうよ、ね! 「大丈夫だよ!ゴ~!」 9.[競作2015]【フレッシュプリキュア・美希】大切な…いなくなった友達/mizuiram 「ラブったら大丈夫かしら」 ため息をついたら頭を撫でられた。 「僕は姉さんが心配だよ」 え? 「ほんとは自分も寂しい癖に」 握り締めていた拳が優しく包まれる。 「たまには完璧じゃなくていいんだよ?今日は僕が元気づける番だ」 「和希…」 背中の温もりを思い出す。 それから、あたしは声をあげて泣いた。
https://w.atwiki.jp/book-love/pages/24.html
SS話數 話數 分部話數 標題 投稿日期 初次登場人物 時序 備註 SS001 141.1 3-002.1 フラン視点 神殿の変化 2014/11/18 22 17 SS002 262.1 3-089.1 トゥーリ視点 焦る気持ち 2014/11/18 22 17 SS003 279.1 4-002.1 トゥーリ視点 マインの目覚め 2014/11/18 22 18 SS004 315.1 4-037.1 ヴィルフリートの優雅でいられない貴族院生活 2014/12/7 19 22 SS005 315.2 4-037.2 ハンネローレの嘆き 2015/1/6 20 37 SS006 329.1 4-051.1 叔父上の側近 2015/1/14 11 49 SS007 332.1 4-054.1 エーレンフェストのお茶会 2015/1/25 00 07 SS008 335.1 4-057.1 エーレンフェストの本 2015/2/25 22 40 SS009 370.1 4-092.1 わたくしの主と染め物のお披露目 2015/3/10 23 34 SS010 373.1 4-095.1 わたくしの主はローゼマイン様です 2015/3/28 22 07 SS011 398.1 4-120.1 図書館のお茶会準備 2015/5/3 09 59 SS012 372.1 4-094.1 元気に成長中 2015/5/9 14 06 SS013 389.1 4-111.1 図書館の聖女 2015/5/31 15 46 SS014 398.2 4-120.2 ディッター勝負を始めるゲヴィンネン 2015/5/31 15 48 SS015 386.1 4-108.1 私の同僚は変人だ 2015/6/21 22 42 SS016 420.1 4-142.1 ハイスヒッツェの反省会 2015/6/25 21 32 SS017 463.1 5-002.1 ユストクス視点 古ぼけた木札と新しい手紙 2015/9/6 10 00 SS018 470.1 5-009.1 聖女とお兄様 2015/9/23 21 30 SS019 470.2 5-009.2 アナスタージウスの頭が痛い報告時間 2015/9/25 21 00 SS020 435.1 4-157.1 フロレンツィア視点 フェルネスティーネ物語ができるまで 2015/10/13 09 54 SS021 483.1 5-022.1 レティーツィア視点 お手紙 2015/11/3 12 34 SS022 505.1 5-044.1 リーゼレータ視点 シュミルのぬいぐるみ 2015/11/22 21 33 SS023 492.1 5-031.1 アナスタージウス視点 奉納式の準備 2015/12/6 00 17 SS024 509.1 5-048.1 リュールラディ視点 領地対抗戦での決意 2015/12/27 21 09 SS025 536.1 5-075.1 ラザファムとの会話 2016/3/6 23 02 SS026 538.1 5-077.1 レティーツィア視点 初めての祈念式 2016/3/25 00 01 SS027 537.1 5-076.1 エーファ視点 子供達の成長 2016/4/5 10 14 SS028 543.1 5-082.1 リュールラディ視点 構想中 2016/5/5 22 44 SS029 522.1 5-061.1 ルッツ視点 トゥーリの心配 2016/5/24 22 03 SS030 567.1 5-106.1 カルラ視点 息子の成長 2016/6/11 22 28 SS031 419.1 4-141.1 ハルトムート視点 クラリッサとの出会い 2016/6/25 23 19 SS032 578.1 5-117.1 レティーツィア視点 余所のお菓子と玩具 2016/7/3 10 41 SS033 590.1 5-129.1 トゥーリ視点 成長と変化 2016/7/23 22 20 SS034 586.1 5-125.1 エックハルト視点 ローゼマインが不在の冬 前編 2016/8/22 12 36 SS035 586.2 5-125.2 エックハルト視点 ローゼマインが不在の冬 後編 2016/8/23 13 33 SS036 595.1 5-134.1 レティーツィア視点 平穏の終わり 前編 2016/11/19 21 31 SS037 595.2 5-134.2 レティーツィア視点 平穏の終わり 後編 2016/12/3 14 06 SS038 236.2 3-063.2 エックハルト視点 ユストクスへの土産話 2017/4/2 14 02 SS039 182.2 3-009.1 リヒャルダ視点 新しい姫様 2017/06/26 12 15 SS040 272.1 3-099.1 コルネリウス視点 後悔まみれの陰鬱な朝 2017/07/26 17 16
https://w.atwiki.jp/yuiritsu/pages/75.html
SS46 まつ毛に風 3年生になる直前、私は自転車の後ろに唯を乗せて隣町の山沿いを走っていた。 春休みを無駄に過ごしていた私に唯が電話をかけてきて… 「春です。りっちゃん!サイクリングしよう。隣町の梅と桜を見に行こうよ」 「テレビでやってた場所か?自転車でってかなり遠いぞ」 「大丈夫。りっちゃん隊員の足なら自転車でもどこまでも行けるよ」 「唯隊員、もしかして…二人乗りで私がペダル担当なのか?」 「うん。自転車は私が用意するよ?」 「せっかくの休みなのになんでそんな過酷な事しなきゃならないんだ。私はパス。梓か憂ちゃんと行けよ」 「ええ~、さわちゃんが『高校生の夢』は自転車で二人乗りして女の子と出かけることって言ってたのに…」 「男子高校生だろそれ。私は女だっての。それに、二人乗りはダメだって習わなかったか?」 なんて断ろうと思ったけど結局OKしてしまって… 「良い風だね~りっちゃん!」 「隣町でも結構知らない所ってあるんだな。て言うか唯もペダルこげよ」 「帰りは私が頑張るから行はりっちゃんお願い」 「帰りはほとんど下り坂だろ!」 「…♪~~♪~~」 「それ何の曲だ?オリジナルか?」 「そうだよ。今の気持ちを鼻歌で表わしてみました」 「そっか。良い曲だな。あと少しで着くから飛ばすぞ~」 唯が楽しそうに鼻歌なんて歌うから、疲れなんて忘れて私はペダルを踏み続けた。 「ほえ~。綺麗だね。あっちも行ってみようよ!」 目的地に到着してから、唯は大はしゃぎだった。 憂ちゃんが作ってくれたお弁当を食べて、咲いたばかりの桜の花を見上げたり、散ってしまった梅の花を拾ったり。 「りっちゃん、写真撮ろうよ。ほらほら、ここに立って…行くよ~?」 交互にデジカメで記念写真を撮ったり。 楽しそうな唯を見ていたらあっという間に時間は過ぎて行って。 「唯、そろそろ帰るぞ?」 「え、まだ4時にもなってないよ?」 「あのなぁ、来るのに3時間以上かかったんだぞ?帰りは下り坂が多いけど2時間以上はかかるぞ」 「そっか。あんまり遅くなるとりっちゃんのお家の人も心配するよね」 「家は大丈夫だけど、憂ちゃんに夕方帰るって言ったんだろ?夕飯作って待っててくれてると思うぞ」 「そうだね。『お礼がしたいからりっちゃんを夕飯に誘って』って言ってた」 「いや、別にお礼は良いんだけどな。帰りも私がペダルだろうから、体力的に時間の余裕が欲しくてな」 「帰りは私が乗るよ。りっちゃんは後ろで休んでて」 ちょっと残念そうに笑った後、唯は私を後ろにのせて自転車を走らせはじめた。 後ろに乗っているのは楽なもので、行きは気にしなかった景色もなんだか綺麗に思えてくる。 「あれ?」 景色を気にしていたら。見た事無い場所を走っていた。 「止まれ唯!来る時ここ通ってないだろ?道間違えてないか?」 「え?でも、この坂を下りたら○○通りってかいてあるよ…」 自転車を停止させて周りを見てみると、終わりが見えないような下り坂と、遠回りになるはずの通りの名前が書かれた案内標識がそこにはあった。 「すげぇなこの坂…でも、○○通りだと遠回りだから引き返した方が早いぞ」 「りっちゃん、私この坂下りてみたい。この道から帰ろうよ」 「ダメダメ。○○通りからだと唯の家に着くのは夜になるだろ。憂ちゃんに怒られても知らないからな?」 「うぅ…りっちゃんも一緒に謝ってくれるよね?」 「お断りです。ほら、Uターンするぞ」 とばっちりはごめんと唯の背中をポンポン叩いてUターンするように言った。 「ごめんね…りっちゃん」 「別に怒ってないよ。疲れたなら私が変わってやろうか?」 急に唯が声のトーンが下がったので疲れたのかと思ったら… 「危ないからしっかり摑まっててね!」 「え!?待てゆ…」 最後まで言い終わる前に強い風に襲われた。 突然の猛スピードに、目を閉じて唯の背中に摑まっている事しかできなかった私が目を開けると。 「ごめんね。りっちゃん」 今日一番の笑顔をした唯の姿がそこにあった。 end
https://w.atwiki.jp/llss/pages/1065.html
元スレURL 【SS】希「合点承知之助」 概要 ある日の絢瀬家の食卓 アジフライトホノメカシー タグ ^東條希 ^絢瀬絵里 ^μ’s 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/179.html
SS@怪物 幼女定義 241 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/04/20(日) 02 35 22.03 ID VQmcR2AO 幼女は犬や猫のようにペットとして扱われる 故にレストランなどでは幼女の入店を拒否している所も多い 一方で幼女保護団体などもおり、政治家の間でも幼女の扱いについて議論が繰り広げられている 幼女は身長がほとんど伸びない(ただし太ったり痩せたりはする) 体は小さいがご飯はよく食べる 夜更かしはしないで早めに寝る どんな幼女も幼児向け番組が大好き 幼女は製造される際にある程度の人格をあらかじめ設定することができる だが製造されたばかりの幼女は赤ん坊同様何も分からず、その後の教育により徐々に設定された人格に近づいてゆく もちろん様々な影響により設定された性格と違ってくることも多い 製造されたばかりの幼女はすぐに幼女養育センターや各幼女ショップの専属トレーナーにより教育される 幼女は非常に学習能力が高いので、3ヶ月ほどで幼女として飼われるために必要な知識や言語が身につく その後店頭で販売される 人間と幼女が性行為により子供を産むことは可能 ただ、妊娠する幼女は性的虐待によるものがほとんどで、子供を育てる人間は少ない その妊娠した幼女は中絶するか殺害されてしまうケースが多い 僅かだが産まれた子供を育てる人もおり、法律ではその子供は人間と同じように扱われる ただし人間と幼女の混血として社会で差別されることになる 幼女は飼い主や他人から性的玩具として扱われるだけでなく、虐待や過度の暴行により殺害されることも多い 野良幼女を故意に殺害しても罪になることはない 飼い主がいる幼女を殺害した場合は飼い主に対する賠償金が支払われる 野良幼女は飼い主に捨てられた幼女がほとんど 妊娠したまま捨てられた幼女も多く、野良幼女が増え続ける原因にもなっている 幼女は非常に体が丈夫で、知能や身体能力も高い 並の大人より頭が良くなることもあるが、そこは教育次第 生命力も強いので人間より長く生きられるのではないかと推測されているが、幼女の寿命は今の段階ではまだ不明
https://w.atwiki.jp/nanairoitsuki/pages/17.html
ここはギルドで撮ったSS(スクリーンショット)をいろいろ置いてます。 スーさん頑張るの巻 5/30 ペア同士で撮影 5/29 メイドマッサージ店 5/29 ほしーーーミ☆5/29 集合してみたよ~ 5/29 HP作成中 5/29 SS置き場テスト 5/29
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1047.html
【初出】 禁書SS自作スレ>>672 結標・淡希は自慢の後ろで二つに結った髪を揺らしつつテーブルの向かい側に座っている少女を見ていた。 窓際の席、無邪気そうにテーブルの上に乗ったパフェを頬張る茶色いショートカットの少女。 頭頂部から出ている一本の毛がなんとも愛らしく揺れている。 「これ美味しいね、淡希ってミサカはミサカはパフェの美味しさに感嘆を漏らしつつ言ってみる」 「……少し聞いて良いかしら?」 「ん?なに?とミサカはミサカは相も変わらずパフェを食べつつ聞き返してみたり」 「貴女、どこにそんなに入れてるの?」 ふえ?と可愛らしく首を傾げる少女を余所に淡希は少女の横に並べてあるパフェの容器を指差す。 その数四つ。 正直この様な小さい少女が食べれる量ではない。 「それは乙女の秘密だったりする、ってミサカはミサカは大人の女を気取って見たりしてみたり」 「……」 半目で少女を見やるが、少女は既に五つ目のパフェの攻略へと差しかかっていた。 そして淡希は思う。 ……本当にこんな子があの一方通行に勝つ為の切り札になるのかしら? 打ち止めと資料には書かれていた少女の頬についていた生クリームを指で取りつつ、淡希は窓の外を見る。 不幸だ、とか叫びつつ見覚えのあるような無いような妙なツンツン頭の少年が走っていった。 再びテーブルの向かい側に目を向けて見れば打ち止めがコチラを向いてニヘラと笑顔を向けていた。 こちらも僅かに笑みを浮かべ返しつつ、淡希は思う。 ……平和ねぇ。 正直なトコロ淡希はこの少女が対一方通行への切り札になると聞いて、復讐に利用してやろうと思っていたのだ。 しかし、この少女の姿を見ていたら何故かその様な熱も下がってきてしまった。 それは少女の人徳が為す事なのか、単に自分が飽きっぽいだけなのか。 とりあえずは和みつつ少女の猛烈な食いっぷりを淡希は見ていた。 窓の外では叫びと共に見覚えのある雷が先程の少年を追っていたが、淡希は気にしない。 テーブルの近くを通った筋肉質な店長がその声達に嫌そうな顔をするが、なんにせよ、今日は妙に平和だった。 【とある打ち止めと座標移動】 ~ほのぼの学園都市物語スパイスもあるよ~ 番外【旗男を倒せ ~我等BF(ブレイクフラグ)団!血に染まる学園都市~】
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/33.html
『星空の仲間たち(後編)』/夏希◆JIBDaXNP.g 夜中の美翔家のリビングに、重々しい空気が立ち込める。父の弘一郎、母の可南子、兄の和也が集まって家族会議が行われた。 舞は慎重に言葉を選びながら、薫と満が天涯孤独であり、頼れる者がいないことを伝える。 力になってあげたいこと。できるなら、この家で二人と一緒に暮らしたいこと。 どうしてそうなったのか、事情は話せないことを伝えた。 「それで、今は薫ちゃんはどうしているんだい?」 「疲れて、私の部屋で眠ってるわ。今日は色々あって大変だったの」 「事情を話せないってのが問題ね。それじゃ戸籍も取れないし。それに、一緒に暮らすとしても家には和也がいるでしょ」 「そうだね。何かあるとは思わないが、年頃の異性と一緒に生活することはお互いのためにならないだろう」 「それなら、僕が学校の寮に入ってもいいよ。その方が勉強にも集中できるかもしれないしね」 「そんな、お兄ちゃんが出て行くことなんてないわっ!」 「とにかく、今のままじゃ中学校までしか先がないわ。進学や就職をするなら、やっぱり」 「それに関しては、何か方法がないか調べておこう」 「私も知り合いを当たってみるわ」 「お父さん、お母さん、お願いね」 「僕にもできることがあれば、遠慮なく言ってくれるといい」 「うん、お兄ちゃんもありがとう」 舞は音を立てないように、そっと部屋に戻る。 しかし、寝ていたはずの薫の姿はどこにもなくて―― 「まさかっ! 今の話を聞かれたんじゃ?」 舞は玄関に駆けつける。予想通り、そこからは薫の靴が消えていた。 『ふたりはプリキュア Splash Star――星空の仲間たち(後編)――』 夕食後、咲と満とみのりは、一緒にトランプ遊びをした。 何をやっても満が圧倒的に強くて、みのりはつまんないとか不満を口にする。 しかし、そのうち満が手加減を覚えてきて、良い勝負ができるようになってきた。 「いけないっ! もうこんな時間だ。みのりも宿題やっちゃわないと」 「はぁ~い」 「満は……心配ないか。わたしの宿題は~っと」 「咲、お腹空いたラピ」「チョッピも、何か食べたいチョピ~」 「フプ~」「ムプ~」 「えっ? おねえちゃん、今、なにか言った?」 「あはは、気のせい気のせい。お願い、満っ! みのりの勉強見てて」 「ええ、いいわよ。行ってらっしゃい」 「おねえちゃんどこに行ったの?」 「さあ? トイレじゃないかしら」 咲は廊下に出て人の居ないのを確認すると、クリスタルコミューンを出して先端のフェアリードロップに息を吹きかける。 上下に振って生まれた光が、スプラッシュコミューンに吸い込まれる。 ディスプレイの中に生まれた料理はカレーライス。先ほどの咲たちの食事を見ていて、どうしても自分たちも食べたくなったのだとか。 「咲、お世話を忘れるなんてひどいラピ」 「舞は、自分の食事よりも優先してくれてたチョピ」 「フプ~!」「ムプ~!」 これでも限界まで我慢していたらしい。咲に抗議の声を上げる、フラッピにチョッピにフープにムープ。 咲も口を尖らせる。チョッピが増えたのに加えて、今日は満もいる。みのりの世話もしなきゃならない。大所帯で大変なのだ。 「何よ、フラッピはチョッピに伝えたい気持ちがあるって言うから、わたしがまとめて預かってるんじゃない」 「あ~それは……ラピ~」 「急に元気がなくなったムプ?」 「何だか赤くなってるププ?」 「チョッピも聞きたいチョピ」 「いや……あの……話すと長くなるラピ」 「ならないでしょ! 一言伝えるだけじゃない。わたしの時はさんざんからかったクセに」 「そうだっ! わたし、お父さんとお母さんにお話があるんだった。フラッピ、がんばりなさいよね!」 咲は、大介と沙織の休む寝室に向う。まだ眠っていなかったのか、一度のノックですぐに二人は出てきてくれた。 立ち話できるようなことじゃないからと、居間のテーブルに座ってもらい、咲がお茶を淹れた。 「どうしたんだ? あらたまって」 「突然、満ちゃんを家に連れて来たことと関係あるのかしら?」 「やっぱりお見通しか~。そう、満と薫のことなの!」 咲は真剣な表情になって、二人にお願いする。 何も聞かず、何も求めず、ただ、ありのままに満と薫を家族に迎えてほしいって。 そのためなら、自分はどんなことでもするからって。 両親の仕事の大変さも、家計のことも、もう咲は十分に理解していた。その上でのお願いだった。 もともと、おねだりなんて滅多にする子じゃない。愛娘の懸命なお願いに、大介と沙織は厳しい表情で唸り声を上げる。 「う~ん、コロネを預かると決めたのとはワケが違うからなあ……」 「お父さんったら、真面目に考えてくださいな」 「考えてるさ。家はお店にスペースを取られてるから狭い。咲とみのりも同室にしてるくらいだしな」 「そうね。部屋はなんとかなるとしても、高校や大学に二人を行かせるとなると、家計も頑張らなくちゃいけないわね」 「それは大丈夫! 二人ともすっごく頭も良いし運動もできるの。きっと、特待生とかになれると思うんだ」 「ともかく少し考えさせて。いい子たちなのは分かるんだけど、里親ともなると責任も重大なのよ」 「家族として迎えるだけでいいと思うんだけど……」 「そう簡単にもいかないさ」 咲はため息を一つ付いて部屋に戻る。できれば、早く満と薫に居場所を作ってあげたかった。 しかし、元より二つ返事で承諾してもらえるような内容ではない。考えると言ってくれただけでも、大きな収穫なのだろうと思うことにした。 「あれっ? みのり一人? 満はどうしたの?」 「ええ~っ、一緒じゃないの? おねえちゃんの帰りが遅いから見に行くって言ってたよ」 「満っ!? まさか!!」 咲はクローゼットからマフラーとコートを取り出して、そのまま外に駆け出した。 夜のトネリコの森を、満は一人歩く。冬の森の闇は深く、他の生き物の気配も感じられない。 黄色のセーターにピンク色のコート。咲の服を借りてきたにも関わらず、冷気は容赦なく身体から体温を奪っていく。 寒い、そう感じるのも初めての体験だった。 やがて見えてくる、大きな影。 夕凪の山頂にそびえ立つ、巨大な樹木。トネリコの森の御神木――大空の樹だった。 「誰っ? こんな時間に誰かいるの?」 「その声は――満?」 「薫じゃない! どうしてこんなところに?」 月や星の光すら届かない、大空の樹の下に立つ人影。 目が慣れてきて、ようやくその姿を確認できるようになる。 水色のトレンチコートに、白いマフラー。舞から借りた冬服に身を包んだ薫だった。 「ほんとにどうしたのよ? 愛想が悪くて追い出されたとか?」 「私は満みたいには振舞えない。でも、舞も、ご家族も、みんなよくしてくれたわ」 「ふうん、じゃあ、わたしと一緒ね」 「多分ね。もう、前のように満のことが何でもわかるわけじゃないから」 たった半日離れていただけなのに、随分と久しぶりに再会したような気がする。 確かに、これほど長い時間、別々に行動したことはなかった。 「こんなに、人間は弱いものだったのね。暗いと物は見えないし、少し動くと疲れるし、この程度の寒さで震えてしまう」 「弱いからこそ、わかることもあるわ。私は満の背中をあたたかいと感じたことなんてなかった」 大空の樹の根元。かつて空の泉でしていたように、互いを支えあうようにして座り込んだ。 背中と背中を合わせて、両手で膝を抱えて―― 「人間は、弱いから助け合うのかしら?」 「人間だけじゃないわ。さっき望遠鏡を覗かせてもらったの。星も、互いに影響を与え合うことで存在しているそうよ」 確かに人間は弱い。そして命は脆い。いくらあがいたところで、滅びへの道を転がっていく運命は避けられない。 そんな儚い者たちが、支えあい、助け合って生きている姿を、美しいと感じた。 だけど、そう感じている自分たちは、やっぱり強者だった。 同じ立場になってみて、不安に心が押しつぶされそうになる。 もう、自分たちだけの力で生きていくことはできない。 咲と舞しか頼れる人もいなくて、その二人を困らせているんだって。 「薫、今、何を考えているの?」 「満が考えていることと、同じだと思うわ」 「わたしたちが、このまま緑の郷に居てもいいのかってこと?」 「そして、駄目だとしても、他に行ける場所もないってことよ」 満と薫が、この世界に来た時の力、その残滓は今も残っている。 まだ学校に籍はあるだろうし、クラスメイトも自分たちを覚えてはいるだろう。 でも、その先がない。この世界では、何をするにも戸籍というものが必要になるらしい。 この世界の住人ではない満と薫は、その元となる国籍すらないのだ。新たな暗示を植えつける力も失った今、この世界に自分たちの居場所はない。 「もう、ダークフォールもない。あったとしても、今のわたしたちじゃ生きていけない。それは泉の郷でも同じよ」 「それに、私たちは咲と舞と一緒に居たい。この緑の郷で生きていきたい」 満と薫は立ち上がり、大空の樹の幹に触れる。かつて咲がしていたように、両手を広げておでこを付けてみる。 でも――何の答えも得られなかった。 一歩下がり、両手を合わせて頭を下げる。この樹の向こう側にいるはずの、フィーリア王女に願いを訴える。 「フィーリア王女、お願いします。どうか、わたしたちに精霊の力を――」 「滅びの力に代わる、新たな力を授けてください」 微かな期待を込めて、一心に祈り続ける。しかし、いつまで待っても、大空の樹は何の変化も見せなかった。 一層の生命力を取り戻し、濃い葉を茂らせた枝々も、今はより深い影を作り出すだけだった。 二人は肩を落とし、再び背中を合わせて座り込む。声が、フィーリア王女に届かなかったとは思えなかった。 世界樹の精霊である彼女は、全ての命を同時に見守っているはずなのだから。 「ダメね、虫が良すぎるのよ。こうして、生きていられるだけでも奇跡なんだもの」 「何か、思い違いをしていたのかもしれない」 「薫、どうしたの?」 「私たちは、咲や舞と繋がったわ。でも、二人はこの世界のみんなと繋がっていた」 自分たちが、どうでもいいと思ったこと。それを、咲と舞はとても大切にしていた。 例えば、学校の授業やスポーツ。それに、テストなんてのもあった。 無下に断ってしまったけど、クラブ活動を勧められたりもした。 それだって、この世界のみんなと繋がるためには、必要なことだったんじゃないのか? 「わたしたちもそうすればいいってこと? 無理よっ! 滅びの力で生み出されたわたしたちは、愛されて生まれた二人とは違うわっ!」 「でも、運命は変えられる。咲と舞はそう言ったし、私たちはそれを信じてきたはずよ」 「あの時のわたしたちには、力があったわ。この世界のために、してあげられることがあった。今はもう、何もないのよ?」 「無くしたからこそ、感じられるものもあるわ。こんなに、満の背中は温かいから」 「そういえば、咲と舞も言ってたわね。わたしたちのおかげで、嬉しいって気持ちがもらえたって」 「つまらない些細なこと。大したことじゃなくても、それを積み重ねたら、私たちもこの世界で居場所を見つけられるかもしれない」 背中を合わせたまま、どちらともなく、満と薫は手を握る。 始めは冷たかった掌は、少しづつ体温を取り戻す。やがてポカポカと温かくなった。 「そうね。力を失わなければ、薫の手があたたかいだなんて気が付かなかった」 「家族はいないけど、私たちは一人じゃないわ」 「わたしたち、初めから一緒だったもの。もう一度、二人でやり直しましょう」 「二人じゃないわ。咲と舞がいるもの」 満たちが運命を変えたいと思うなら、わたしたちが力になるから。 そんな、咲の声が聞こえたような気がした。 「帰ろう、薫。きっと、咲も舞も、みのりちゃんも心配してる」 「おじさんたちや、おばさんたちだって、心配してると思うわ」 二人が立ち上がった時、遠くから満と薫の名を呼ぶ声が聞こえてきた。 咲と舞が、息を切らせながら走ってきた。 その後ろからも、何人かの人影が近づいてくる。 咲の両親の、大介と沙織。妹のみのりにコロネ。舞の両親の、弘一郎と可南子。兄の和也。 咲のバックが微かに揺れる。フラッピにチョッピ、フープやムープも中に隠れているんだろう。 「満、薫。やっぱりここに居たんだね、心配したんだからっ!」 「隠すみたいに話してた、私たちがいけなかったの。返って余計な気を使わせてしまったわ」 「咲と舞は何も悪くないわ。勝手に出てきてごめんなさい」 「一人になって考えたかったの。心配かけてごめんなさい」 二人に頭を下げたところで、両親たちが追いついてくる。 満と薫は、同じように無断で家を抜け出して心配かけたことを謝る。 そして――咲と舞ではなく、ご両親に向き合って、お願いを口にする。 「お願いがあります。もうしばらくだけ、わたしたちを家に置いてもらえませんか?」 「大したことはできないけれど、何でもお手伝いします。だから……お願いします!」 「そのことなんだが、私たちも日向さんのご両親と相談してね」 「もう、心配しなくていいのよ」 「「どういうことですか?」」 「満ちゃんと薫ちゃんの二人は、うちで家族として迎えようと思うんだ。店も手伝ってもらえるし、みのりも喜ぶだろう」 「部屋も、一つくらいなら開けられると思うの。同じ部屋になるけど構わないわよね?」 「戸籍のことも、心配はいらないよ。帰化申請という制度があってね」 「外国には、国籍のない子供たちがたくさんいるの。私がそのうちの二人を連れ帰ったことにするわ」 「こう見えても私たちは顔が広くてね。多少のことならごまかしは効くんだ」 「後見人として、身元保証も引き受けるつもりよ。広い意味では、私たちの家族でもあるってことになるわね」 展開に付いていけず、ただ呆然とする満と薫。そこに、事前に話を聞かされていたみのりが我慢しきれずに口を挟む。 続いて、和也も。そして、咲と舞も。 「つまり~、薫おねえさんと満おねえさんは、本当にみのりのおねえちゃんになるってことなのだ」 「僕の妹にもなるわけだね。あらためてよろしくね」 「わたし言ったよね。満たちが運命を変えたいと思うなら、わたしたちが力になるって!」 「薫さん、満さん。これからも、ずっと一緒よ」 「そんな……。わたしたちは、そんなことまでしてもらう理由なんて」 「こんなに大きな恩を、返す力なんてありません」 「そんなこと、考えないのが家族というものよ。でも、どうしてもって言うなら」 「いつか、あなたたちが大きくなった時に、同じように困ってる人に手を差し伸べてあげてほしいの」 沙織と可南子が続ける。涙き崩れそうになる満と薫を、咲と舞が肩を抱くようにして支えた。 突然、大した風もないのに大空の樹が揺れる。 祠を中心に、金色に輝きを放つ。 ただ、その光に気が付いた者は、咲と舞と満と薫だけのようだった。 フィーリア王女の言葉が甦る。 昔、世界は命の存在しない暗黒でした。 しかし、命が生まれ、星となって、暗い宇宙の中でお互いを照らし出した。 そんな星たちのように、あなたがたも互いを大切に思う心で、照らしあって輝いているのです。 満と薫は手を合わせ、大空の樹に心の中で語りかける。 「フィーリア王女、やっとわかりました。これが、互いを大切に思う心で、照らしあって輝くってこと」 「星空の仲間たち。それは咲と舞だけじゃなかった。星は宇宙に、無数に輝いているのだから」 光が収まった後、満と薫はみんなのいる方に振り返る。 咲も、舞も、大介と沙織も、弘一郎と可南子も、みのりと和也も、そしてコロネまで。 みんな微笑みながら、二人を優しく見守ってくれていた。 「満ちゃん、薫ちゃん。この樹には、こんな言い伝えがあるのよ」 「お母さん、それ知ってる! 大空の樹の下で出会った者は、強い絆で結ばれるんだよね!」 「そして、これからもきっと、もっともっと、たくさんの人たちと出会うのよね」 「出会いたい! もっと、もっと、たくさんの人たちと」 「この美しい緑の郷の、みんなと繋がりたい」 「えっ? 緑の郷って?」 「あはは、なんでもない、なんでもない。さあ、帰ろう! 満、薫」 「そうね、帰りましょう!」 「帰るラピ!」「そうするチョピ!」 「ムプ~」「ププ~」 「今……、変な声が聞こえなかった?」 「気のせいよ。早く帰って休みましょう」 仲良く連なって帰る二組の家族を、大空の樹は優しく枝を揺らして見送った。 ここより永久に――永遠の星空の仲間たち。 ~~ fin ~~